月次点検にて
パワーコンディショナ盤を見つける
一次側(直流)回路を測定
今回のパターンはパワコンが4個付いてるのでそれぞれのブレーカーを測定
ショートさせないように注意して、回路1,回路2,回路3、回路4をそれぞれテスターにて電圧を測定、クランプにて電流を測定
二次側(交流)回路を測定
交流回路はまとめて一つのブレーカーになってるので測定箇所は一つ
電圧、電流、漏れ電流
出力電力kwと今回指示値はパワコンの液晶表示に出てる。今回は3.0kwだった。
定格出直は7.5kw。
年次点検での学習
停電年次点検での主な流れ
GR試験→高圧絶縁測定→低圧絶縁測定→OVRやOVGR試験→清掃→復帰→パワコンのチェック
高圧絶縁測定からショートアーズを付けるまでが通常の流れ
低圧絶縁測定を行う場合は
25Vのメガーを使って絶縁抵抗測定を行う。
裏技だがこうするとパワコンまでのケーブルを一気に測定できる50Vメガーまで対応もできるが一応25が理想
逆に100Vでメガーをすると数値が出なくなるので、すべてのパワコンの一次側のブレーカーをオフにしてからキュービクルのブレーカー二次を測定することになる
OVGRの試験で必要なものDGR試験機の全要素コネクタからT1T2をOVGRの裏側の端子11,12に付ける既についてる線は警報接点なので先に取り外す
零相変流器の端子カバーを取り外しTにVをEにEを付ける
補助電源を2PブレーカーをOFFにしてそこに噛ませる、逆流防止に注意!
パワーコンディショナーの液晶画面を確認
異常表示が出ている場合、メインブレーカーを「切」、小さいブレーカーを「切」にして30秒ほどすると画面が消灯
子ブレーカーを「入」にしてからメインブレーカーを「入」にする
これで復旧
翌日、太陽光の液晶パネルとキュービクルブレーカーの電流値を測定して動いていることを確認して終了
*賠償責任の可能性があるので年次の後は発電を確認する
地絡過電圧継電器試験(OVGR)
【結線】
零相電圧検出器(MPD-3形)のT端子にDGR試験機の全要素コネクタから電圧をかけるためのT線をつなぐ。線が届かないこともあるのでカット線などを準備
地絡過電圧・逆電力継電器(CRV1-A01S1)の裏面の盤を見て01、03、11、12に既に線が繋がってる場合は離線して養生テープでカバーしておく
01番、03番に制御電源の110Vが通常きてるので、ここに繋がっていた2Pブレーカーをオフにする。誤って6,600Vが来ないようにするため
VTのヒューズを抜いて低圧側二次側に入れてやることもある
11番、12番に全要素コネクタ接点端子T1、T2を結線
01番、03番に制御電源へ全要素コネクタP1、P2を結線して補助電源を入れRUNを点灯
E端子部分に全要素コネクタのE線を結線
零相電圧検出器のT端子に全要素コネクタのVを噛ませる、これは離線する必要なし。多分線が足りないのでカット線を伸ばす
試験機の設定は、
・補助電源ONでDC100Vを入れるRUNが緑色に点灯
・位相はOFF
・電圧を20Vまで上げる。30Vが限度。本来は25Vに設定レンジがある
テストボタン確認
・C:強制動作(地絡過電圧要素)Uアース記号>
・D:強制動作(逆電力要素)P←
・動作値を試験
動作値(19.05vくらい)で動作しました。
・復帰値を試験
下げた時の復帰値を記録
・150%でのタイムを測定
補助電源を投入したまま【設定】で28.57V(150%)を作る。
OFFにして、【試験】にする。
タイムが1.001msだった
試験機をOFFにして、補助電源もOFFにする。地絡過電圧試験終了
逆電力継電器試験
逆に電力が流れた時に動作する。
太陽光だから自分たちが使う分が九電側に流れると大変な損になるのでその対策試験
【結線】
・制御電源を入れるところはOVGRと同じ
・接点を取るところが変わる。13番、14番に接点T1、T2を結線する。既に13、14にあった線は離線しておく
・電圧を入れる場所は18番にE、17番にVを入れる
位相は、最高感度30度
テストボタンを確認
動作位相特性試験
・電圧を110v固定にして、電流を0.2A程流して位相回す。進み(LEAD)30°に合わせて電流を0に戻す
・試験にして電流を100mA流して動作することを確認。計算上0.1Aで動作することになってるここを事前に計算しておく
0.12Aで動作しました
次は30mAと位相50度で大体200mAで動作することを確認
・電圧を110v固定にして、電流を0.2A程流して位相回す。遅れ(LAG)30°に合わせて電流を0に戻す
・試験にして電流を200mA流して動作することを確認
0から上げていき0.3A近くで動作した
・電圧を110v固定にして、電流を0.2A程流して位相回す。遅れ(LEAD)150°に合わせて電流を0に戻す
0から上げていき0.35A近くで動作した
動作時間特性試験
電圧を110V流したままで試験をする必要があるので今回の試験機では無理だった
今のDGR試験機では動作したときに電圧が切れるので試験は不可能
・進み30度にして200mAを作ってスタート。電圧が常時110v来てないとダメ
切ったときに電圧が0になると、ONにした時、電圧と電流が同時に流れることになるのでタイムが嘘になる
可周波や
不足電力や
不足周波数などがある
基本的にパネル数が多くて規模が大きくなるほど試験項目が増えるイメージ