30年以上も昔に使われていた方法。ネットで検索しても参考資料が少なかったのでまとめてみた
JIS規格では、30kVAなのにJAS規格だと50kVAになってるなど
現在とは色々ルールが違ったようです
電気主任技術者として担当するときにトランスの結線がv結線なら要注意
PASやケーブルと違いトランスは耐用年数を大幅に超えて使用されていることがよくあるので知識としてメモしておく。
1Φの変圧器が2台並んでいる。ともに30kVAだったとき
設備容量は、(30+30)kVA ÷ 2台 × √3 ≒ 51kVA となる
実際の現場では
電灯trを電灯と動力で共用でしようするため電灯trの方を大きくするのが一般的
例)電灯trが20kVA、動力trが15kVAのとき
設備容量は、(共用部分)15kVA × √3 + 5kVA ≒ 30.98kVA
電灯trが30kVA、動力trが30kVAのとき
設備容量は(共用部分)30kVA × √3 + 0kVA ≒ 51.96kVA
電圧は
相電圧は200v
対地電圧は100,100,173vとなる
月次点検の際、クランプでトランスを測定する際は、いつもとは違うので気を付ける
電灯は、単相変圧器で通常使用
動力は、単相変圧器2台を用いて三相として使用するため通常の3相変圧器とは位相が異なる15度!
これを補うために
低圧コンデンサがを使用する必要がある。負荷が少ないところなどは置いてあってもブレーカーがOFFになってたりする。
高圧進相コンデンサは力率改善なので同じコンデンサでも使用方法が異なる
位相を15度調整するためのものなので電灯ブレーカー1Φ3wと接続する箇所も2相だけを繋ぐことになる。下の写真より、赤、白、黒のうち低圧コンデンサから繋がってるのは赤相と白相