初心者~中級者が役立つ情報のまとめ、整理したのは各カテゴリーにまとめる
、ごちゃごちゃ書いてみた
目次
- 電気工事による停電
- 落雷対策
- 波及事故について
- 機械へフックの噛ませ方
- キュービクル交換について
- 動力変圧器の結線について
絶縁監視装置の試験について
電灯、動力それぞれ実験する
絶監の試験送信をして例えば4mAだったとして、取り付けた機械の設定を100Vの50mAレンジにする。スライダックを上げて線に噛んだクランプを見ながら50mAまで上げ絶監本体のランプが点灯すればOK
その場合は50mA+最初に試験送信でてた4mAを合計した数値となる
浄化槽について
動力で使用するものは、エアコン、照明、浄化槽がよくある
なかでも浄化槽についてはポンプ(放水、○○)をブロワー(ばっけ、○○)で構成してる。中でもポンプは人が良く使用する昼間に多く使うが
ブロワーに至っては汚水が貯めてある槽に空気を送り、微生物を活発に動かすため昼も夜も関係なく動いている。出力も一定
400V変圧器について
400Vの変圧器では絶縁監視装置を取り付ける場合IOしか設定できないので注意
自分のお客では400V変圧器は無いが、よくあるのは大きいEVT、ゴルフ場の水銀灯を途中まで400vでもっていき、そこから200vに変えるなど。理由として400vで持っていくと電圧降下を考えケーブル太くする必要が無くなる
他にも浄水場でポンプくみ上げに使用する
ベビートランスについて
小さい運動所では、キュービクル内に動力変圧器のみが置かれて、最低限しようする電灯分をベビートランス(乾式)で賄っている。
サイズは500w、1kVA、2KVAなどさまざま
運動場などでバッティングマシンを置きたいと言われたとき、電灯からとろうにもベビーしかなければ、球の速度が上がらず。バッティングマシンが焼けて壊れることになる
瞬間的とはいえ、18~20Aは上がるので。注意
キュービクルから建物内の分電盤までの流れ
キュービクルに電灯3P200AのMCCBがある場合、ケーブルは38を用いる
建物内の電灯盤主幹までは同じケーブルで行くことになる
そのからさらに分岐して分岐先が3P60Aの主幹だった場合は60A用のケーブルサイズで事足りるようになるの建物内の分電盤分岐でブレーカーを付けることでケーブルダウン!
逆にキュービクルで電灯3P60Aなどで建物内に行き、さらにそこから分岐する場合などは
分岐部分にブレーカーを用いずそのままのケーブルで送ることがある
音速と落雷との時間差
マッハ1とは、音速と音の壁 音の伝わる速度は海面上(高度0m)、気温15℃に於いて、時速約1,225km/h(秒速約340m/s)
雷と音との時間差について
落雷地点までの距離(m)=340(m/秒)×光ってから音が聞こえるまでの時間(秒)
つまり光った後、3秒後に音が鳴ると約1キロの距離で落雷があったとわかる
非常用発電機でエンジンオイルに油が入ってるかも?
月次点検の際、非常用発電機がある場合
エンジンオイル、冷却水、燃料、バッテリー液量など確認するが
エンジンオイルを確認時、刺さってる棒を抜き乳白色が確認できるとオイルの中に水が入ってると疑う
発電機によって違うが、エンジンの上に冷却水のみがある場合だと冷却水がエンジンオイルに混じる可能性がある。この時は冷却水が前回より水位が下がってるかで判断
あとは刺さってる棒を抜いた時、先端についてるオイルをテッシュなどに当ててみる
それが「さらーっと流れるようなら」水が含んでると判断するしただ、ポツンと垂れるだけだとオイルのままなのでセーフ
OCRでコントリに電源を入れる場合
コントリの場合、電圧引き離し方式となる
全面から見てCDのような見た目の裏面にIPから出ている電源を入れてあげる
最初から繋がっている線を二本ずつ離線して!IPの線を入力側に繋ぐ
くれぐれもトリップ側に間違えて入れないように注意する
VT内蔵の場合とそうじゃない場合
キュービクルがVCBの場合はPASにVT内蔵出ない場合、PASの紐を「入」にする前にDSとVCBは入にしておく、そうしないとPASの電源が無い
調光用にトランスがある場合
キュービクルに調光用にトランスがある場合は3相4線式で来ているので
相電圧は100Vだが線間電圧は180Vとなる
発電機のエア抜き作業について
発電機のエア抜きは、メーカーや発電機によって仕方は異なるが
今回のは、フィルター部をネジで少し緩め、鍵穴に鍵をさし少し右に回しエンジンを動かすことでフィルター部から空気が抜け出ることで完了する
道路をまたいで電線がある場合
客の電気使用区域が広範囲の場合、道路をまたいで低圧線が伝わってる事がある。
写真にあるが、決まり事として線の高さは6メートル以上。
道路が国道の場合は国土交通省で、県道の場合は県央振興局に申請が必要
さらに
毎年、道路使用料を支払う必要がある。
珍しいパターンなので電気主任技術者が見逃してる事があるが、経産省からの査察でばれると主任技術者も何を点検してたのかと問題になるので覚えておこう
消防法がらみ
消防法での点検事項がいくつかあり、電気主任技術者には直接の依頼は無いのだが今回は照度測定のお話
照度測定とは暗くした状態で非常灯の明るさ(ルクス)を測定する年一回のお仕事
建設会社が行ったりするが問題は暗くなった状態で非常灯が付いてそれを業者が複数名で一気に測定する。
*誘導灯は20分以内に測定しないといけない
非常灯は蓄電池から行ってた。
これはPASで切らなくても、主遮断機VCBで切る場合と、小規模ならPASで切る場合がある。
23年1に行った時は、
蓄電池は電灯trから行ってるので電灯トランスだけをVCB切にして作業。こうすると動力から行ってる発電機も動かないので楽。
蓄電池が液量不足でlowよりはるかに下。報告書にて補充を要望するも現場の作業員もメーカーも放置ため不安だったが、停電後45分くらで蓄電池が切れた。強制的に照度測定終了
本来は照度測定は大人数で一気にやるもの時間が20分程度しかないため。
今回は人件費をケチってるのか2人+建築士のため時間不足で再度停電依頼だった。
これは日が落ちてから測定することになるので夜の仕事となる。
対応するときは立ち合い手数料を頂き、停電、復電を行う
太陽光の停電作業と同じく一出動で15,000円税別や20,000税別もらうことが多い
*実際の所は、やった振りで書類を作ってる会社が多いのでこの停電依頼は少ない。
工事の立ち合い時
電気工事士が低圧部の工事をする際にキュービクルの低圧ブレーカーの繋ぎ変えのために停電してほしいと連絡があった際の対処
通常の年次点検と同じくPASで切り、LBSの一次側にショートアースを取ってから作業に入ってもらう。この際、電気工事士が低圧部の二次側で電圧をかけ逆昇圧する危険があるため竣工(工事)の際は必ず低圧ブレーカーを全て「切」にしておく
人が動く以上お金は発生すると考え、工事店に立ち合い手数料は頂くという癖をつける。
ボランティアは駄目
低圧電灯分電盤の1Pについて
現在は2Pを使うのが殆どだが、変圧器のV結線と同じで古い設備では分電盤を1Pで結線してる事がある。この場合の注意事項として白相が回路番号と違う線に繋いであるパターンがある!と言うこと
黒相ブレーカーがONで、対応する白相ブレーカーがOFFと言うことが普通にあり得る。
当然、黒相と白相が両方ONにならないと電圧は来ないため、検電器やテスターで電圧があるか確認する必要がある
動力エアコンの屋外機による偽漏電
動力エアコンで安いものを使うと室外機に静電容量のC分を打ち消すフィルターが入ってない場合がある。Ioが簡単に50mAを超えて漏電と判断される場合がある。実際にIgrで測定すると正確な数値が測定できる
電気工事士がB種接地を設地極に繋ぐ際、途中で電灯と動力のアース線を繋ぐことがまれにあるこの場合、動力のIoが電灯まで回って電灯でも漏電ということになる場合がある。
動力エアコンを導入する際は、予算をケチりすぎないこと最終的には電灯と動力でB種接地をそれぞれ別に打つという対策になったりする
PASが頻繁にGR動作することで全館停電する
とある設備にて頻繁に停電するが担当の主任技術者が原因不明とのことで調査
PASのトリップコイル抵抗を測定すると0
これはコイルの部分に水が入ってるので、PASに穴が開いてると判断。
PASの中に雨水がギリギリまで入っているためちょっとしたことで地絡による停電となる
PASを交換するように指示
照明回路でずっと電気が付かなかった場合
とある施設にて施工時から照明が付かない場所があったとのこと、原因を調べてほしいと依頼されたときの対処法
白相を低メガーで測定、対地で当てた場合、白相は本来接地で繋がってるはずなので0となるはずだが、このときインフとなった。つまり白相がどこかで切れてる。
屋根裏にてジョイントの圧着が被覆を剥かないまま圧着してるので繋がらない。
再度、被覆を剥き、圧着で無事に電気が付くようになった
高圧コンデンサについて
高圧コンデンサは三相Δ結線となっている。
小さい容量なら主遮断機LBSから直で赤相、白相、青相で繋がっている。
動力トランス経由もあれば、電灯の赤相、白相、LBSの青相と言ったつなぎ方まで色々あるので面白い
高圧コンデンサの故障パターンは、
・本体部が膨らんでくる ← 目視でわかる
・三相のうちどれかが切れる ← 音が大きくなったりする。放射温度計で一相ずつ当てると分かる
・落雷の影響で壊れる ← LBSが溶断、高圧ヒューズに赤ピンが出てる
落雷によるLBSの高圧ヒューズ溶断について
三相全て赤ピンが出てる場合と、2本だけ赤ピンが出てる場合の違い?
低圧の避雷器について
一般的に避雷器と言うと高圧設備でEA種接地の方をイメージするが、
今回は、キュービクル内にあり低圧の避雷器
PV-T1F 低圧用Pバルブアレスタ(避雷器) AC100V用
イメージとして高圧側から来た落雷の影響を高圧の避雷器で完全に殺せなかった分をさらに減少させる。また低圧側から落雷の影響で電圧が上がった際、低圧避雷器でカバーする。
低圧側電気工事による停電
高圧設備を交換する際は、電気主任技術者が耐圧試験をかけるため仕事が必要になるが、低圧部の電気工事は停電させる必要もない為
お客と電気工事士が話し合って進めることが多い
今回は、電気工事する際に停電させるので立ち会ってほしいと言われた際の対処法
・停電の日時が何時から何時まで?
・電気工事店はどこか?
・なんの工事をやるのか?
今回は、ケーブルの老朽化による交換で停電させたいとのこと。立ち合い費用は当日に請求してくださいと言われたが立ち合いだけなら料金は取らないと断る。
ついでなので、停電中に年次点検を行えば2年間は停電させなくてよいからおk
LBSのトリップコイル
写真のLBSは高圧進相コンデンサと直列リアクトルに繋がっている。
コンデンサの膨らみからトリップを検出する
他にもOCRを飛ばすためにLBSがトリップコイル付LBSだったりする
よく見ると、LBSのトリップコイルから黄色のケーブルが出てるので追いかけると分かる
・高圧コンデンサの膨らみで動作する
・直列リアクトルの温度が上昇した際に動作する
・OCRが反応した時に動作する
など色々なパターンがある
非常用発電機の均等充電
均等充電とは鉛蓄電池の時に電池内が分離することがあるのでそれを攪拌させること
メンテフリーは分離することが無いので均等充電が存在しない
非常用発電機の蓄電池電圧
非常用発電機は鉛蓄電池とメンテフリーの電池がある
今回はメンテンフリーの電池を2個つなげて使用している
写真より1個公称電圧は12V
実際は13.5vくらい出るので、2個を直列に繋ぐと27vとなる。
テスターで当たると27.2vだった
落雷対策
落雷対策として避雷器(LA)があるが、落雷が近くに落ちると周囲の電位差が上がって機器が壊れる。
PASに雷が直撃することもあるし、近くに落雷が起きて、誘導で被害を受けるときもある。PASにLAを取り付けることで誘導の場合は防ぐことが出来る。
架空地線などと電験三種で学んだが、通常田舎では見かけることが少ない
PASにLAを取り付ける場合でも、キュービクルにLAを付けることには意味がある。PASで電圧を減らし、さらにキュービクルでも電圧を減らすので落雷が多い地域では安全策として進めたい。
PASにLAを取り付ける際、わざわざ外付けにしてPCS(高圧カットアウト)まで付けてする方法もあるが、メリットとしてLAだけが壊れた際、それだけを交換できるが
正直、デメリットの方が多い。わざわざ汚れる箇所を増やすだけ
トランスのV結線と同じく自分の担当になったら、pas交換の際に変更すべし
落雷の起きやすい場所の特徴は、盆地になってること他
波及事故について
通常波及事故はPASによっておきるが、高圧ケーブル単体で起こることもある
主な原因は水トリー
水トリーは高圧ケーブルの内部にある白い絶縁体(架橋ポリエチレン)に亀裂が発生することにより絶縁が低下する現象。昭和51年以前に製造されたものに多く発生する傾向
内導水トリーと外導水トリー
高圧ケーブルが間欠地絡又は青相と白相の位相地絡により変圧器の二次側(地絡継電器の制御電源)に正常な電圧が印加されなかったために地絡継電器が動作しない可能性
上記の対策としてPASにVT内蔵する安全策がとられるようになった。
PASが正常だったとしても下の表から0.1秒以内だと動作しない
地絡トリップ動作時間 | 動作電流整定値×80% | 不動作 |
〃 | ×130% | 0.1~0.3秒 |
〃 | ×400% | 0.1~0.2秒 |
受電設備付近に水気がない場所では間欠地絡が起きやすく、地元の図書館など水気(湿気)が多そうな処だと簡潔地絡は少ない
湿気が多い所ではGガードが痛みやすく、20年を目途に高圧ケーブルを交換してもらうように提案する。
一般的な波及事故対策は
PASは20年が限度(メーカーは10年推奨)
高圧ケーブルは30年が限度(メーカーは15年推奨)
Gガードのケーブルヘッドはクルクル巻いてもらう。破壊防止の油田ナントカ
これが無いと高圧ケーブルの寿命が短くなる。
電気工事士の知識だが、知らないと高圧ケーブル交換の際に工事士がやらなかったとき追及できない。竣工で電気主任技術者が確認
耐圧トランスや接地抵抗測定など機械にフック上のものを噛ませるとき
フックの穴が開いた部分を左側となるようにし、ねじ回しの方向に締める。これで緩まないので安心。
キュービクル交換について
V結線の古い変圧器から通常の変圧器に入れ替える場合の注意事項
電灯、動力の設備容量を把握する
特に、動力の設備を1個づつlメモしていく
とある、料理店の話
2階建てで1Fに厨房と客席、2Fが座敷
お盆に年で一番使用するということで記録計を動力トランスにしかけ計測
グラフ測定するとお昼届きで18KVAくらいだった
V結線の動力15kVAおそらくトランスのサイズから推定30KVAの能力があると思われる
お盆前にお店の冷凍庫、エアコン、厨房機器等の負荷を数えると動力は55.44kwだった
ちなみに電灯は30KVAで十分足りるレベル
よってキュービクル交換する際は
電灯30KVA、動力50KVAで準備しようと提案
55.44kwの負荷があっても実際すべてを同時に使うことはあり得ないので50で足りる
今回お盆で18kwだったのはおそらく食事時に2Fの座敷を利用しなかったため予想の半分しか電気を使わなかったと思われる
線間での絶縁測定について
基本的に線間には先に負荷が付いてるので線間での絶縁測定は行わない。対地でかける。
100vの場所に250vの絶縁を誤ってかけようものなら機器が壊れることになる
動力変圧器の結線について
動力変圧器の結線を勉強中スターデルタの結線が多いが、スタースターも見ることがあるので違いを調べると
【YーΔ】は降圧で広く利用される。励磁電流の第3高調波成分がΔ回路を循環して流れ外部に流出しない利点がある。一次側と二次側に30°の位相差(角変位)が生じる。
【YーY】は中性点を直接接地することにより、トランスの絶縁が容易になる。Δ回路が無いので第3高調波電流を流す回路がない。鉄心内の磁束がひずんだり、誘導起電力がひずんだりする支障が発生する。
車のバッテリーが上がったら
まず、基本的なことからバッテリーは1セル2v、乾電池は1.5v
自動車は、軽自動車も普通車も同じく12ボルト
動かない車のバッテリーを他の車(軽でも普通車でも可)からベッテリーを並列運転で繋ぎ電圧を上げることでエンジンが動くようになる
ジャンピングスタートと言う。これはブースターケーブルと言うちょっとゴツイケーブル2本をバッテリー同士(+と+、-と-)を用いるのが一般的だが、
電気主任技術者なら普段から短絡接地を車に入れていると思うのでそれがそのまま使用できる。
高圧ケーブルのみ交換する場合の短絡接地
通常、交換工事する際はPASを切って短絡接地を取り付けた後、工事士に作業をしてもらう
PASと交換する際は九工さんが縁開放してからの作業となるが、
ケーブルのみ交換の場合はLBS(DS)の1次に短絡接地付けた後、工事士にパス側にも短絡接地を付けてもらう。VCTよりではなくPASに近い方に取り付ける
PAS(VT内蔵)時に連動を取る場合
PASがVT内蔵の場合は自電源でGR試験の電源を取るとコイルが焼損して補償問題になる
一番近くのコンセントから延長コードを引っ張りGR試験機電源を取るが
コンセントが見当たらない場合、電源は発電機からとりトリップ線T1T2をP1P2に繋ぎ、ストップ信号を「接点→電圧」に切替えることで結合試験のタイムが取れる
CTT端子がある場合の電流値の読み方
点検時に電流切り替え機でA数を読むが、切替器が壊れていたり最小の目盛りより小さい場合はCTTのR相、T相にクランプを噛ませCT比を×ことで数値が出せる。
1次と2次の繋ぎは1個だけにすること隙間がないとクランプが入らない
絶縁測定時のアースの有無
耐圧試験を行う際、試験前後の高圧メガー(1000v)は耐圧試験用にアース線を繋げているのでそこへ繋ぐことが多いが
PASの交換時はメーカーの試験成績書があるので高圧メガー(1000v)をするだけで機器を取り付ける。この場合は、地面にアースを打たないで機器の金属部にアースを噛みR相T相S相を測定することが多い。1000Vではリーク現象が起きないから大丈夫
5,000vでメガー測定するときは地面にアースを噛ませる
非常用発電機が年次停電点検→復電後に止まらない場合
年次停電点検で非常用発電機がある場合、停電開始時に自動起動することを確認する
確認後、発電機を停止させ復電後に自動であることを確認して終了が通常の流れ
今回は、大きな設備でQBの非常保安動力盤の中に非常電源切替機がありそこが復電後は
「発電機電源」→「商用電源」に変わるのが通常だが切り替わらない場合もある、その時は操作レバーをさし手動で切替を行う。「発電機電源」のままだと発電機が周り2~3分後に停止、30秒後に発電機が起動で永遠のループに陥る
太陽光OVGRについて
11月24日に助手で行ったが正直理解不足
IPのDC24V対応であること
2Pのブレーカーを確実に切にしておくこと
OVGR銘板の裏にトリップ線と付けること
写真を色々とったのでそれをみながら復習
電流の測り方
電流計で見れるのが一番だが、CTT端子が付いてる場合
R相なりT相なりをクランプで噛む。その数値×CT比をすると計算できる。
LBSタイプでは使えない手法だが覚えておくと便利
突入電流 *参考(97)
動力(モーターが重要)の機器(ポンプ、ファンがメイン)に電源を投入した際、周波数が安定する短い時間だけモーターの定格電流の4~6倍の電流が流れる。始動直後は周波数がほぼない
モーターに存在するコイルに関係する巻きつけた銅線の抵抗分(インピーダンス)が始動直後は少なくなっているため
*コイルの抵抗値ωL=2πfL
↑周波数が小さいと抵抗も小さくなる
オームの法則より抵抗が小さいと電流が大きくなる
参考(102)
電動機の3倍+ヒーターの合計以下かつ始動電流で動作しない
合計が50Aを超える場合は2.75倍
子ブレーカーに関しては機器の仕様書に対応するブレーカーが記載していある。(突入電流に関しても書いてある)
動力主幹に関しては電気担当者が判断する
太さ選定は電灯と違い緩和措置がある。 *電灯はトリップ値より高くする
動力の個別に行ってる線は機器の定格電流で計算
50A以下は定格電流の1.25倍以上の許容電流
50Aを超える場合は定格電流の1.1倍以上の許容電流
ブレーカーのトリップ値(40%)<電線の許容電流
*単独使用の場合は仕様書にブレーカーサイズと線の太さも記載あり
仮に60Aの負荷に対して100Aのブレーカーをと仕様書に書いてある機器
⇒66A以上の許容電流があればよいのでCVTの22mm²(110A×0.7)
そして100Aの40%が下限もクリアしてる
電圧降下(送電端電圧よりも受電端電圧の方が低い)
電流が大きくなると電圧降下も大きくなる
電線を太くすることで抵抗を小さくする
電圧降下は負荷が付いた状態で起こる
コンセントで100Vきていることの100Vの定義は、101±6Vのことだが負荷がない状態では102~104Vが理想
電圧降下の対処法は
・100⇒200Vに変える
・電線を太くする(抵抗を少なくする)
・二回路に分ける
電圧(v)=電流(I)×抵抗(R)
電線の抵抗によって消費される電力は熱として放出される
⇒火災の原因(ケーブルの被覆はガソリンよりも燃える)
下の公式より電流が大きくなるほど発熱量も増える。電線の抵抗は温度上昇に比例して上昇する
消費電力[w]=電流²[A]×抵抗[Ω]
低圧ブレーカーについて
3芯のVVFケーブルの場合
太さ | 許容電流2芯(3芯) | ブレーカー2P(3P) |
1.6mm | 18A(15A) | 15A(同じ) |
2.0mm | 23A(20A) | 20A(同じ) |
2.6mm | 32A(27A) | 30A(20A) |
*EM-EEFケーブルというぱっと見はVVFケーブルと同じようなエコ配線があり、それはVVFケーブルに比べ、耐熱温度が高く、許容電流が大きくとれる。IHやエアコン、ハロゲンに使用
単線とより線(スケ)
1.2mm≒1.25mm²
1.6 ≒2
2.0 ≒3.5
2.6 ≒5.5
3.2 ≒8 として現場では扱うことが多い
3芯CVケーブルの場合
2mm² | 23A | 20A |
3.5mm² | 33A | 30A |
5.5mm² | 44A | 40A |
8mm² | 54A | 50A |
14mm² | 76A | 75A |
22mm² | 100A | 100A |
38mm² | 140A | 125A |
CVTケーブルの場合。最近はほぼコレ
公称断面積mm² | 許容電流 | 配線用遮断器の目安 |
5.5mm² 8mm² | 44A 62A | 60A |
14mm² | 86A | 75A |
22mm² | 110A | 100A |
38mm² | 155A | 150A |
60mm² 100mm² | 210A 290A |
配管やケーブルラックに入っている線は減少化係数の0.7をかけるが、
盤内の電線は減少化の必要がないので線が細くても大丈夫
*IVの2mm²で27A HIVという熱に強い線もある
*IVの3.5mm²で37A
*IVの38mm²で162A
過電流遮断機の取付
ブレーカーA < ケーブルの許容電流 × 0.7(低減率)
低減率とは、ケーブルックに横一列に並べているだけでも放熱がしづらく0.7をかけるきまり。二列だと×0.3となるので使わない
⇒これで幹線の太さを決める
ケーブルの許容電流を超えると熱を持ったり溶けだしたりするので、それより先にブレーカーが動作してケーブルを保護する。ケーブルは火が付くとガソリンよりも燃えやすい!
①定格容量の合計が50A以下の場合は、1.25倍の許容電流
②定格容量の合計が50を超える場合は、1.1倍の許容電流
*200V三相誘導電動機については、1KWあたり4Aとすることができる
P=√3VIcosθより力率は72.2%とわかる
例)合計値が40Aなら、40×1.25=50A
CVT14mm²の許容電流86A ×0.7=60.2⇒50Aのブレーカー〇
例)合計値が100Aなら、100×1.1=110A
CVT38mm²の許容電流が155A ×0.7=108.5⇒②に足りない
CVT60mm²の今日電流が210A ×0.7=147⇒②にもOK
低圧配線中の電圧降下は、幹線及び分岐回路において、それぞれ標準電圧の2%以下にすること。ただし、電気使用場所内の変圧器により供給される場合、幹線の電圧降下は3%以下とすることができる
つまり
一般家庭は2%ずつ足して±4%
自家用電気工作物の客は3%ずつたして6%⇒101vの±6v
仮設現場など、仮設盤から延長コードで遠くまで引っ張ることが多く細い線(抵抗が高い)が多い。その状態で電動カッターなどを使うと、いままで点灯してた同じ回路の照明が暗くなったり、チラついたりするのが電圧降下が起きてる。
電灯及び小型電気機械器具の容量が10kVAを超える場合ものは、その超過容量にたいして×需要率とする
*住宅、寮、アパート、旅館、ホテル、病院、倉庫は需要率50%
*学校、事務所、銀行需要率は70%
電圧降下を3%以内に抑えるため電線の太さと決める。電線が太いほど抵抗が下がる
(例)主幹100Aの場合はCVTの38sq(165A×0.7=115.5A)
(例)お客の低圧盤で電灯主幹がブレーカー60Aに対し、幹線が2.6mm、実際の負荷は25Aくらい
⇒ブレーカー60Aから考えてケーブルは1.4mm²以上、将来を見越して22mm²を勧める
MCCBの動作時間
定格電流の区分 | 定格電流の1.25倍 | 定格電流の2倍 |
30A以下 | 60分 | 2分 |
30~50A | 60分 | 4分 |
50~100A | 120分 | 6分 |
100~225A | 120分 | 8分 |
内線規程3605−3条3では、「連続負荷を有する分岐回路の負荷容量は、その分岐回路を保護する過電流遮断器の定格電流の80%を超えないこと。(勧告)」とされており、電灯・電熱回路はこれに準じて全負荷電流に対して1.25倍以上の定格電流を選定します
電動機分岐回路用遮断器は下記要領にて選定します。
・電動機 全負荷電流×1.25倍(裕度)以上の定格電流を選定。
・電動機の始動突入電流が遮断器の瞬時引きはずし電流の下限値を超えないこと。
・電動機の始動電流が遮断器の動作特性の最小曲線を超えないこと。
幹線は同時投入する電動機群の中で合成出力が最大となる電動機群①と、その他の電動機の全負荷電流②、及び全電動機の
総合全負荷電流③を算出しておきます。
②の電動機群が運転中に、電動機群①が最後に投入するケースが幹線遮断器の定格電流選定では最悪の条件となるため、次の条件を満たすものとします。
(1)電動機の総合全負荷電流③の1.1倍以上
(2)②の電動機群が運転中に①の最大出力電動機群が始動したと仮定します。
・ ①+②の始動電流が遮断器の最小動作特性曲線と交差しない定格電流の検討を行います。
・ ①+②の突入電流が遮断器の最小動作特性曲線と交差しない定格電流の検討を行います。
(1)と(2)を満足する検討を行う必要があります。
動力ブレーカーについて
接地線の太さ選定について
アース線の太さ=最大電流×0.052
c種D種の場合(内線規程1350-3表)
設置する分電盤の主幹(A)×0.052をした太さとなる
例)主幹200Aなら5.2mm²の直近上位
*主幹が複数ある場合は大きい方と×。合算は不要
*幹線ブレーカーを上げる際は、幹線と接地線も変わる
A種の場合(内線規程1350-4表)
可とう性が必要な場合は、5.5mm²以上
必要ない場合は、8mm²以上
B種の場合(内線規程1350-5表)
200KVA÷√3÷210v=550A →×0.052=28.6sq直近上位の38sq
接地の目的
人体の保護
異常電圧の抑制(B種)‥高圧と低圧が混色したときの対策
機器・設備の保護
誤動作の防止(弱電)‥弱電が近くにあると誘導などでノイズや映像のチラつきがでる対策
A種は高電圧で使用している電気機器 10Ω以下 LA(アレスター)10Ω以下
B種は変圧器の2次側 100~20Ω
C種は使用電圧300Vを超える機器 10Ω以下
D種は使用電圧300V以下の機器 100Ω以下
ELBを単体で接地を取る場合は、【内線規程1350-13】D種と分けて打設する
*共用接地‥お客の了解を得て10Ω以下の場合にA、C、D種を共用とすることができる
ELBも共用する場合は2Ω以下
自然的な影響‥長期間雨が降らず、地下の水位が下がる
人工的な影響‥近くを掘削した影響や線を切ってしまったなど
接地極は人が掘り起こす恐れが無いように75cmより深く埋めること。
避雷針用の接地線及び接地極と他の接地は2m以上離して施設すること
避雷針用、避雷器用の接地線は銅製金属管内には収めないこと。合成樹脂管に収める
地絡で大電流が流れた際、合成の金属管だと磁気の力で悪影響がでるため
B種接地の抵抗値が小さすぎると、地絡電流が大きくなってしまうので注意。抵抗をいれるなどの対策が必要となる
洗濯機、衣類乾燥機用、電子レンジ、冷蔵庫、食洗器
冷暖房機器、ウォシュレット用、電気温水器用、自動販売機用
住宅に施設する200V用コンセント(住宅以外は勧告)
屋外や台所などに施設するコンセント(勧告)
要約すると、水系と機械系には接地極付き3個穴付いたやつ
*自動販売機などは後付けで追加したりするので接地極付きを準備すること
火災報知器のバッテリー
60分程度の停電点検では気にしないが、2時間も停電して作業する際は火災報知器にあるバッテリーがどんどんヘタって行くので取り外しておくのがよい
ただし、復電後に確実に戻す作業をさすれないようにする
お客に停電中に音がなってうるさいのを何とかしてほしいといわれた際も火報に入ってるバッテリーをはずせば音がやむ
非常用発電機の煙
非常用発電機の起動中に煙をチェックするが、色が白いときは燃焼効率が悪い証拠。通常は煙は無色。
非常用発電機のサイズ
警察署など停電時でも非常用発電機ですべて賄うことが可能とするため発電機の定格出力が大きい。燃料タンクも別に置いてあり数日間動作できるだけの貯蔵がある
電灯はスコットトランスが必要となる
動力は直接ブレーカーで大丈夫
エンジンオイル
起動前にエンジンオイルのチェックをする際、棒を抜いて先端に黒くなってたらオイルが古くなってる証
乳白色になってると水が入った状態で発電機が回った証拠、重不良で扱いで起動してはいけない
非常用発電機のブレーカー
メーカーによっても違うが、非常用発電機のボックスの中にヒーター、交流入力AC100V、充電器出力DC○○vが存在する
充電器出力の電圧は蓄電池のセル数によって変わる、1セル2vと覚える
*蓄電器バッテリー交換のためにブレーカーが付いてるらしい。常識。入力ブレーカー切って⇒出力ブレーカーを切る流れ。
非常用発電機が止まらなくなったら
停止ボタンを押して止まらなくなった際の対処法
①燃料が無くなるまで放置する(初心者向け)
②停止ソレノイドの位置を把握して、それを指で押さえることで強制的に止める(中級者)
発電機ごとにソレノイドが跳ね上がるパターンと、下に下がるパターンがあるので
起動前に、この発電機がどっちのパターンか確認しておく。
停止ボタンを押したときにソレノイドがどっちに動くか普段から意識しておく
SOGボックスのタップ値
近くにある、九電や東電の変電所が0.5sの設定となってるためそれより早く動作する必要がある。通常は0.2sにする。0.4sは通常ではない!
ゴルフ場など敷地が広い設備で0.3s設定が使われている
PASとDGRについて
短絡、地絡により周囲へ波及事故を防ぐ装置がPAS
周囲の高圧設備が停電したとき、こちらへ被害を防ぐのがDGR、GR(無方向)にするとノーガード
電灯変圧器(トランス)、動力変圧器(トランス)の定格電流
電灯30kVAの場合、 30 × 10³ ÷ 210 ≒ 143A
動力30kVAの場合、 30 × 10³ ÷ 210 ÷ √3 ≒ 82.5A
覚え方は電灯は半分よりちょっと下(145A)、動力は1/3(90A)より下
電灯trは、10、30、50、75、100、150、200、300kVA
動力trは、20、30、50、75,100、150、200、300、500kVA
過負荷状態でも2Hくらいなら耐える。
液面から下10㌢kの位置にサーモラベルを貼っておき90°超えていると注意
定格電流のを超えて電気をしようしていると過負荷でトランス油が黒くなる。
点検の際に、定格の何%くらいで使用しているか把握しておく
トランスの合計が300kVAを超えたら主遮断機をLBS⇒VCBに変える必要がある
動力エアコンの負荷
動力の負荷を調べる際、小さい設備の場合はエアコンの割合が大きい
復電する際の注意事項
復電時、PAS投入の前に周囲を確認して電気が付いてるものを確認しておく。PASを投入してもし周囲の電気が落ちていたら波及事故とわかるため
非常用発電機の燃料
燃料タンクが7割切ったら、お客さんに補充してもらうようにしよう。その際何を補充するかは発電機に書いてあるので確認しておく
電力メーターの読み方カンタンに(詳しくは九電HPで)
通常は検針のマークが出てるタイミングで電力量、有効電力、無効電力、デマンド、力率の順で回っているのを記録する。
毎月、記録することでお客の使用している電気の量や最大デマンドなどを把握できる。
点検時に使用量やデマンド量をグラフにしておけば、報告書を出す際に説明しよう。
左上の赤丸が検針日、1日or4日が多い
電力量で先月分との差で一か月の電気使用量が分かる。
(例)(今月電力量ー先月電力量)×24 *24は乗率の数値、写真4つ目の右上
30分間の最大デマンド量で毎月の基本料金が決まる。ただし、一年間を通した最大値となるため今月が低くても夏や冬の時期に使いすぎてると高額になる
夏の時期にエアコン沢山使って、さらにイベントが重なってなどすると一気に上昇する
(例)0.184 × 24 = 44
力率に関しては力率が85%以上なら電気料金の割引となってる。写真はFFつまり100%なので最大割引15%OFFとなる。
進相コンデンサがキュービクルに入っているので大体100%のことが多い
時期別?の場合は、電力量のあと1,2,3,4,有効電力、無効電力、デマンド、力率となる
詳しくは1,
工事で仮設電源ととっている場合
キュービクルから勝手に電源を取り仮設のBOXがありそこに分電盤が入っていることがある。この場合は、仮設のブレーカーが30Aだと思うが、漏電ブレーカーであることを確認しよう。通常のブレーカーだった場合は工事監督に指示して変えてもらう。電気主任技術者を電気工事士と同じように考えて侮る客がいるが、その場合も「○○の場合は最悪○○になりますがよろしいですね」と理屈を説明し理解させる。
私の場合は足場が非常用発電機を覆うように立ってさらに幌を被せてあったので、停電時は発電機が回っても熱を逃がすことが出来ず、壊れる恐れがあるので非常用発電機を”自動⇒手動”に変えて停電時も動作しないようにして良いですか?といったら客が慌ててそれは困りますといい、工事監督交え幌部分をどけてもらう流れでした。どけるのは監督、大変そうだったので私も少し手伝い。電気に関しては主任技術者の指示が大事であることを徹底する
年次点検時に高圧メガーをする際
前居た、組織ではLBS開放⇒DL-05Nの先端に抵抗があるからそこで放電からの測定⇒所内を測定という流れだった。
一括測定をする際は、一次、所内、一括で言うと一括=1次or所内の低い値となるので記録をメモし忘れたときはこれを思い出そう
GR試験時のトリップコイル
Va,Vcを離線してコイル抵抗を当たるが、5mΩ以上なら良、1mΩ以下なら試験中止
Vcがコモンという流れ
OCR単体試験時の結線
OCRを単体試験する際、OCR線、トリップ線、アースサイド線を取り付ける。
結合試験の時と同じく、
①CTT端子に繋がるcaとcbにOCR線のR,Lに
②TaとTbをカット線でつないで、トリップ線を付ける。順番はどちらでもよい
③cta、ctbをカット線で短絡しアース線を取り付ける。(三又クリップがやりやすい)
cがCTのこと、tがトリップの事ってのが昔風のやり方だったのだが、最近はb接点として
a1a2があるのでそこにトリップ線をつけると楽
OCR試験の瞬時(インスタント)のコツ
OCR試験をする際、最小動作、限時動作までは簡単にいくが、瞬時を試験する際が慣れが必要になる。もたついてスライダックが下手だとIP-Rのコイルが熱をもって異臭を放つようになる30Aまでは大丈夫だが、50A近く流すときは注意と考えよう
50A×抵抗0.5で30数Aまでは簡単にできる。それ以上は頑張り次第
非常用発電機の稼働時間
お客さんの設置している非常用発電機が何時間稼働できるかを把握しておく。
銘板に書いてある時間は、フル活動しているときに1時間〇リットル必要と理解
非常用発電機が何時間稼働するかは銘板を見て判断
写真左が消火ポンプと排煙機くらい
写真右が色々賄ってる
年次点検時の低圧メガーの際は、メガー本体の線のコネクタ部の緩みがないことを確認しておく。緩んでいると測定数値が信用できない。
均等充電
メンテナンスフリーのバッテリーでない場合は蓄電池の上側に希硫酸、下側に水と分離しているので月次点検の際に、バッテリー液の確認(補充)や均等充電が必要となる
均等充電は、起動の前に行う。
制御電源の電圧=バッテリー電圧
通常は液晶モニタに表示された蓄電池電圧か蓄電池の+と-にテスターを当てて測定するが今回は測定する部位が奥で断念。この場合は充電器出力がバッテリーに繋がっているのでそこで測定する。1セル2ボルト
スコットトランス
非常用発電機があっても実際、停電時度の回路が活きるのかという疑問で
この”スコットトランス”がないものは消火ポンプや非常照明くらいしか活かせない
通常は電圧がないが、停電時は電圧が発生
トランスのビスの順番
変圧器を内部点検するさいラチェットを使いビスを緩めるが順番はクロスになるようにする。ビスは下から順に切れ目が入った輪っか(スプリングワッシャー)、ワッシャー、ナットの順番でセット
分電盤の低圧メガー測定時のアース
事故応動や年次点検の時に絶縁抵抗測定で不良個所があったとき対象の分電盤でメガー測定をする際、アースを噛む時は分電盤のアース端子を無理して噛まずに取手部分を噛んでも十分、ただし測定前に白相で0チェックだけは行う
若いころは、頑張って接地を噛んでましたが正直面倒で、盤で十分いける!
小さい変圧器?
動力のみのトランスにてキュービクル前面にこれがついてた。
単純に考えると200v⇒100vに降圧してる便利
キュービクル周囲に除草剤撒き
キュービクル周囲に除草剤をかけておくことで蛇やトカゲなどが入る可能性が低くなります。安い除草剤で十分、濃度を濃いめでお客に許可を得ること
田舎で周囲に草が多いところでは蛇の被害が多い
蝶番に油さし
キュービクルや屋外盤の蝶番は少しずつ劣化していきます。年に数回でも油をさすことで長持ちします。
ハンドホール
マンホールの真ん中に”電”という漢字があるのはハンドホールと言い、中には高圧ケーブルが入っています。PASやUGSから電気を受けて地面に潜りどこを通っているかはハンドホールがどこにあるかで判断します。
ちなみにハンドホールは40m以内に1か所はあるので探せば見つかる
70センチが一般的
耐圧試験
電気主任技術者が使用するヘルメット、検電器、ジスコン棒、高圧ゴム手袋など半年に一度耐圧試験を行います
10350Vを一定時間かけることで、主任技術者の安全が守られる保証になる作業風景はこんな感じ
ブロワーをいう機械
下水処理がしてない田舎だと、浄化槽を自前で準備する必要がある。
汚水処理制御盤という名称があったり構内に
ブロワーがついてる。これは100V用の小さいもの
浄化槽に汚水を流し、そこで微生物がきれいに分解してくれる。ブロワーが酸素を送り込むことで微生物が元気に働けるという役割
エアコンのブレーカーを探すには
エアコンのブレーカー探しは、室内機を見る ⇒ 室外機を見る(銘板に3相とあれば動力)、対象のブレーカーを探しエアコンは「切」の状態でブレーカーOFFにする。
モニターの液晶が完全に消えたら当たり
下の写真では、電灯盤と動力盤の両方にエアコンブレーカーがあった。電灯ブレーカーOFFでも液晶が消えず、動力ブレーカーOFFで液晶が消えた ⇒ 特定!
慣れてきたら室外機のサイズで電灯か動力か判断できる。←中級者
電灯盤で100Vと200Vを見分ける方法
電灯盤ブレーカーは100vか200v
電灯は1Φ3W(単相三線式)ブレーカーに3本の銅バーがあり
赤、白、黒のうちドコとドコから繋がっているかで分かる。
赤色と白色 or 黒色と白色 だと100v
赤色と黒色だと200V
鍵が開かないと思ったら
カギを挿し、少し引いてから回すと鍵が開く。「お客さんに借りた鍵なのに開かない」と思ったら、試してみよう。
鍵穴に556をかける方法はゴミが付くので鍵屋さんはおすすめしてない
電柱の話
電柱の真ん中より下に丸いラベルが貼ってあり、そこで電柱の高さ、耐久性などが分かる
電柱は基本、下から1/3が地下に埋まっているので、数値より高さはない
古い電柱だと、1/3埋まってない場合があるので妄信してはいけない
真ん中の位置に赤い印が付いてる。これは高さの真ん中ではなく重心の中央
電柱の中は空洞になっている
電柱の寿命は大体40年と言われている
道沿いにある大きなリアクトル
設備は基本、進相コンデンサだけおいてあることが多い
街中でも電線が長くなるほどC分(静電容量)が溜まるので、それを打ち消すために大きいリアクトルが道路脇に見かけることがある
柱上変圧器
電柱の上に円筒形のモノがちょいちょいついてる。これは高圧で使用している事業者も低圧で利用している一般客も同じ線で電気が送られてくる。
柱上変圧器で低圧に落として一般客に行き電気を利用
PASやUGSからキュービクル内の変圧器で変圧して事業者が電気を利用の流れ
高い位置を3本の線で通ってるのが高圧線、それより低い位置で3本通ってるのが低圧線、他にも通信線が通ってたりと見分け方法はまた後日
柱上変圧器から一般客までの距離が遠いと電圧降下で設備が動作しなかったり、寿命を縮めるので普通は2スパン内に柱上変圧器がある
AS
高圧線の切り替えポイント、
事業者と九電との責任分界点はPASが担っているが、さらに上流で2km以内にASが付いている。波及事故と呼ばれるPASで被害が防げなかった場合は、このASで電気が止まることになるので、高圧の事業者も、低圧の一般客も波及事故の巻き添えになる