今回は不足電圧継電器の勉強 (182)
UVR(Under Voltate Relays)
制御器具番号は「27」
非常用発電機発電機があるところで使われる
停電を知らせることだけならGRで事足りるが問題点があり
・「何ボルトの電圧でリレーがON・OFFしているのか?」
・「何秒間の停電で動作するかを決められない」
が分からない。
UVRがあると
・停電・復電時のトリガーとなる
・非常用発電機の起動信号となる
UVRが付いてない状態だと
仮に0.01秒間の電圧降下が起きた場合 → 停電フローがスタートし全停電する →
復電フローがスタート(10数秒間の停電になってしまう)この状態で非常用発電機があると起動してすぐに停止となり無駄な運転をしてしまう
発生頻度が多いとGの不具合の原因となってしまう
電力会社が言う停電とは、「一分間以上の電力停止」を指す
①発電所~送電線路の間に落雷があった場合、0.01秒間の電圧低下が起きる
②問題があった場合、0.02~2秒間で落雷した送電線を切り離す→瞬低(瞬時電圧低下)
これは需要家さんごとにどれくらいの電圧が低下するか変わる
朝なのか昼なのかで使ってる電力量が違うため
③1分以内に電力会社が切り離した開閉器を送電線を再送電→電気が使える状態(瞬停)
④異常電圧が発生し、電気が使えないまま1分たったのを停電
UVRの一般的な整定値は
動作電圧85V
動作時間2秒
これを満たすと遮断機を開放したり、非常用発電機が起動する
②の状態で90Vに低下しても動作しないし、2秒以内に復電しても動作しない
リレー試験
①動作電圧‥‥100Vから電圧を下げていき、何ボルトで動作するか
±5% 85Vで整定していたら、81~89Vで動作するか確認
②動作時間‥‥動作電圧になってから動作するまでの時間を確認
±10% 1.8~2.3秒
太陽光発電設備があるところではOVR過電圧継電器を利用する